不登校の子と向き合うお母さんの安心基地 『Solaの光』

人理学 子育て論
「母なる豊穣の大地」

はじめに
Sola(ソラ)という言葉には、ラテン語で「唯一」という意味があります。
子育て論と一口に言っても、
目の前のお母さんとお子さん、そしてそれを取り巻く家庭環境は、世界にふたつとない、いつでも唯一無二のものです。
だからこそ私は、一般論で片付けるのではなく、
一人ひとりのお話をしっかりと聴くことが何よりも大切だと考えています。
同時に、この言葉には「ソーラー(solar:太陽エネルギー)」の意味も重ねています。
子どもという未来の種が、お母さんという豊かな土壌の上でしっかりと根を張り、
大空に向かってすくすくと育ち、大きな花を咲かせるように。
これから詳しくお話ししていきますが、
豊穣の大地の上で光を浴びて育つ子どもたちの姿こそが、この「Solaの光」という名前に込めた願いそのものです。

背景にあるもの、そして「実存」という生き方
Solaの光のバックボーンには、「人理学(じんりがく)」という、人の心の理を探究する学問があります。
私は、人理学の創始者である望月直也さんと共に、長年にわたって人の心と幸福な人生についての研究を続けてきました。
人間にとって、本当に幸せな人生とはどういうものか。
そのひとつの答えが、「実存(じつぞん)」という言葉に込められています。
実存とは、簡単に言うと、自分という存在が現実のなかでエネルギーいっぱいに、ありのままに発揮されている状態のことです。
ですが、多くの人は幼少期から、
「我慢は美徳である」
「出る杭は打たれてしまう」
「親の言うことを聞きなさい」
といった周囲の言葉を吸収し、自分を発揮できないよう、無意識に我慢し続ける心を育んで成長します。
それこそが大人になることだ、と言い聞かせながら。
しかし、それでは自分らしさが無視され、実存の光は消えかけてしまいます。
もはや自分の人生でありながら、常に目の前にモヤがかかったような、息苦しい状態になってしまうのです。
そのため、大人の多くは、もう一度自分を発揮して幸せな人生を取り戻すために、
幼少期に培ってしまったインナーチャイルドや、いらない信念を解きほぐす作業を必要とします。
これまで多くの心に寄り添ってきましたが、大人が人生で躓くとき、結局のところ行き着くのは幼少期の記憶であり、その根源であるお母さんとの関係性なのですね。
そこで、私たちはひとつの実験を試みました。
それは、
もし初めからこの幼少期に植え付けられる問題を小さくしてあげられたら、
子どもは誰に強制されるでもなく、勝手に自分の「実存」へと向かっていくのではないか、
という仮説です。
悩みの多い大人は、私もそうであったように、大人になってから心や人生についてを学び、人生を振り返りながら自己実現の過程を歩まなければなりません。
けれど、そもそもそれを深く理解している親が家庭の基礎を作れば、次の世代の子どもたちには、心を見たり癒やすための学び(私たちが教える人理学すらも)なんてものは必要なくなるのではないか。
それが、私たちの挑戦の始まりでした。

子育てを、ひとつの「農業」として見つめてみる
自分という存在がしっかり根を張り、勝手に成長していくための土壌を作る。
それはやはり、お腹の中で十月十日を共に過ごし、生命の神秘を分かち合ったお母さんだからこそできる、特別な役割です。
この人理学ならびに『Solaの光』の子育て論は、
農業をイメージしていただくと、とても分かりやすいかと思います。
まず、空から降り注ぐ「Solaの光(太陽の光)」があります。
子どもが本来持っている、豊かに成長しようとする生命力。
これは、どんな子にも満遍なく、すでに注がれているエネルギーの根源です。
太陽は、誰のことも拒まずに光を当てています。
重要なのは、「どんな土壌にその種を植えるのか」ということです。
お母さん自身が、その豊かな土壌です。
土壌の状態さえ良ければ、子どもは元気に根を張り、自分の力で勝手に成長し、実存の花を咲かせ、やがて豊かな果実を実らせます。
もしその土壌が、他人の目や社会のルールという大きな壁に遮られ、光も差し込まない日陰になっていたらどうでしょう。
あるいは、あふれる情報に縛られて、カチカチの硬い地面になってしまっていたら、種は根を伸ばすことができません。
だからこそ、お母さんがまず明るい状態になることが必要なのです。
Solaの光では、そのカチカチに固まってしまったお母さんの信念を、少しずつほぐしていきます。
それはまさに、クワを入れて掘り起こすようなイメージです。
目の前の課題に対する不安や子どもへの心配を、一度「自分自身の問題」として再定義し、解きほぐしていく。
そうすることで、まずは「ふかふかな土」の感覚を思い出していただきます。
そして、心の中に埋まっている不要な大きな石ころ(いらない信念)を取り除き、
あなたにとっての豊かな土壌とはどういうものかを一緒に見ていきます。
育てる作物(子どもの個性)によっても、農家(家庭)の考え方によっても、その土地の状況によっても、良い土の定義が変わるように、
あなただけの豊穣な土壌を、年月をかけてじっくりと作り上げていくのです。
光はすでにさしています。
豊かな土壌はお母さんの状態で決まります。
そして、もうひとつ必要なのが「水」という名のライフリソースです。
お金、時間、パートナーの理解、会社の環境、社会制度。
それらのリソースは、『水や肥料』として見ていくことが出来ます。
十分な水やりができる環境が整っているか。
逆に、焦るあまりに水をやりすぎて、根を腐らせていないか。
もしくは毒になるようなものを与えていないだろうか。
母なる土壌と、その子の成長段階に合わせて、適切な水やりをしていく必要があります。
このようにして、お母さんがまず自分の心を見つめ、自分自身を良い土壌として育てていく。
これが私たちの実践です。
お母さんが、まず自由で幸せであること
結局のところ、お母さんが何かを我慢して苦しい状態にいる限り、子どもがのびのびと成長することはありません。
どれだけお母さんがまず幸せになれるか。
これこそが、子育ての最大の課題なのです。
まずはお母さんが、自由で、幸せであれるか。
その上で、子どもにとって本当に必要なのは、次の2つのことだけです。
ひとつめは、大いなる安心。
自分は特別な存在として無条件に愛されていて、どんな時でもお母さんは絶対に自分の味方でいてくれる、という確信です。
ふたつめは、意志の明確さ。
自分はいま何を想い、どうしたいのか。自分自身でもまだ言葉にできない混沌とした本音を、お母さんが丁寧に聞き取って伴走してくれる、という経験です。
この「大いなる安心」と「進むべき意志の明確さ」は、本を読んでも身につきません。
現実の地道なコミュニケーションのなかでしか培えないものです。
たくさん会話をして、たくさん態度で示し、一緒に考え抜くこと。
それをするためには、まずお母さんの心が自由で、幸せなエネルギーで満たされていなければなりません。
お母さんが不安を抱えたままコミュニケーションをとろうとしても、その不安が伝播してしまい、話が通じなくなるばかりか、関係は余計に拗れていってしまいます。

私たちの歩んだ、ひとつの結実
この2つのことに愚直に取り組んだ結果、
私の息子は自分の好きなこと、やりたいことに向かって毎日のびのびと取り組み、
14歳にして月収200万円を稼ぎ出すという、周囲の誰もが驚くような結果を出していくこととなりました。
子どもをコントロールしようとするのをやめ、土壌を整えたとき、種は想像を超える力で芽吹いたのです。
これは決して、特殊な才能があったからではありません。
ふかふかな土壌と、適切な光と水があれば、どのお子さんにも起こりうる「実存」の姿です。
もし、この人理学の子育て論に少しでも共感していただけましたら、
この「Solaの光」で、あなたとあなたのお子さんだけの、唯一無二の子育てを一緒に確立させていきませんか。
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